<   2007年 08月 ( 1 )   > この月の画像一覧

蔵突撃訪問 5蔵目 青一髪 久保酒造場

長崎の島原に行きました。
せっかく来たので、夏恒例の蔵突撃訪問 5蔵目決行!!

この蔵訪問の歴史と意味については、こちらを参照ください。

島原半島には、いくつかの日本酒の蔵と焼酎の蔵があります。
しかし、島原半島と言えば、麦焼酎 青一髪の久保酒造場と言うことで
蔵元のある口之津町へ行きました。

あらかじめ地図で場所を調べたのですが、見つけることが出来ず
道を歩いてる人に聞いたのですが、地元の方でなくて解りませんでした。
ということで、取りあえず海の資料館の方に先に行ってみました。
b0012263_12474470.jpg

元長崎税関口之津出張所の建物を資料館にしております。
中に入って、館長の口之津の歴史などを聞いてたのですが、
なかなか口之津っておもしろい町です。

もともとポルトガル船が入港して、海外貿易で栄えたらしいのですが、
鎖国で廃れてきて、そして天草四郎の島原の乱で住民がほとんど無くなったそうです。
その後、各地から農民を移住させたそうです。

そして、明治になって、この港は日本有数の石炭輸出港になったのです。
輸出額は、当時の長崎港の2倍有ったそうです。
三井の三池炭坑の石炭を積み出すのに、有明海には大型船が入れないので
有明海の入り口で、風よけのある口之津港が選ばれたのだそうです。
三池より小型船で口之津に運び、大型船に移し替えたそうです。
また、当時は人力で積み込みをしていたので、かなりの人手を必要としたそうです。
そこで、明治32年(1899年)に与論島から集団移住してきたそうです。
資料館の横には、与論館という資料館が建っており、
当時の世論の人々の住居が再現されてました。
b0012263_12475839.jpg

説明にもありますが、焼酎を造る道具だそうです。蒸留機でしょうか?

b0012263_124811100.jpg

これは、焼酎の貯蔵用の甕になるそうです。
まあ、重労働の場所には酒は欠かせませんね。

しかし、この時期って酒税法が、施行されていて個人で作ることは出来なくなってるんですが、、

そして、1908年に三井は、三池の沖に三池港を完成させ、口之津の役目は終わったのでした。
与論の人々は、島に帰ったり、三池に移り住んだそうです。

なんか、予習をさせてもらったみたいで、得した気分で蔵を目指しました。
b0012263_12482857.jpg

蔵は、資料館の手前にあって、細い旧道に面して有りました。
先ほど道を聞いたのは、ほぼ蔵の裏に当たる所でした。
これが、青一髪の久保酒造場になります。
どうも酒屋もされてるようで、若干ですが他の銘柄もおいてました。
店の裏に蔵みたいな物が、つながってるようですが、表からは良く見えませんでした。
取りあえず、青一髪の4合瓶を頂いて、蔵の見学のお願いをしてみました。
奥様らしい方が、対応してくれたのですが、、
お断りされました。(まあ、突然アポなしなので、しょうがないのですが)
帰りがけに、創業年数と与論とのご関係を聞いたのですが、
詳しいことは、解らないということでした。
帰ってきて調べたら、久保酒造場の創業は、1907年だそうで100年の歴史があるそうです。
b0012263_12484310.jpg

店を出たら、目の前に蔵の本体が有りました。
看板ばっかり探してたので、気がつかなかったみたいです。
b0012263_12485757.jpg

漆喰と板壁で、確かに歴史を感じさせる建物です。
ご主人は、不在とのことでしたので作業はされてないみたいで、
焼酎の香りもしてませんでした。

もう、この後は、私の勝手な推測ですので、ご了承ください。
b0012263_12491597.jpg

蔵の前の街頭に、焼酎 旭日 と書かれてました。
これって、以前久保酒造が作っていた銘柄なのでしょうか?
青一髪の前身?
b0012263_12492893.jpg

あと、奥の方に緑色の一升瓶が積まれてました。
青一髪の一升瓶の色は、茶色なので酒屋で、取り扱いの瓶と思ったのですが、
数が多すぎますし、ラベルが一切貼られてません。

となると、新しい銘柄の準備でしょうか?
b0012263_12494044.jpg

今度は、店の裏手の方に回ってみました。
裏手は、資料館へ向かう新しい道に面してました。
裏の施設は、貯蔵施設みたいです。
青一髪は、3年貯蔵ですので、たぶんここで3年貯蔵されてるのでしょう。
ふと思ったのですが、正面のタンク中身は入ってるのでしょうか?
たたいて確認してみたかったのですが、不法侵入になるので止めました。
b0012263_12495313.jpg

裏手の庭の片隅に甕が伏せてました。
これって、仕込みの甕でしょうか?
一瞬欲しくなりましたが、家に持って帰れないし、家に置くところもない。(^^;
b0012263_1250583.jpg

これが、今回買った青一髪の4合瓶です。
今までは、茶色の一升瓶、透明の5合瓶しかなかったのですが
新しく化粧箱付きで、販売されました。
名前の通りのブルーのきれいな瓶です。

久保酒造の創業した1907年というのは、三池港開港の前年です。
これから口之津港が、廃れていくというのは解っていた時期です。
当然、与論の人たちも身の振り方を考えていた時期でしょう。
住み慣れた土地に残るために、焼酎屋になるというのも有りかもと思ってしまいました。

帰って青一髪の裏ラベルを見ると、南国と言うフレーズが書いてるので
ルーツは、与論説を勝手に確信するのでした。

住宅地度的には、四谷酒造を超えてます。
四谷酒造の前の道も一方通行でしたが、こちらも一方通行でした。
ただ、道幅は、久保酒造の前の道がさらに細かった!!

久しぶりに見に行って、おもしろかった蔵でした。
[PR]
by tom_dom | 2007-08-27 12:50 | 焼酎